
放射性物質の大半は凝集沈澱処理にて処理することが可能ですが、セシウム、ストロンチウムについては有効ではありません。この場合に吸着剤を用いることで高度処理を行うことが可能であり、この処理のために開発されたものがREAD-Cs及びREAD-Srとなります。


それぞれの吸着剤の基本物性は次の通りです

製品名 |

READ-Cs(Co) |

READ-Cs(Fe) |
| 担持体 |
チタン酸 |
紺青(プルシアンブルー) |
| 後処理 |
フェロシアン化コバルト |
なし |
| 構造 |
樹脂表面コーティング |
樹脂内部に粉末分散 |
| 使用ポリマー |
ポリアクリロニトリル |
ポリアクリロニトリル |
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平均粒径 |
0.60~0.80mm |
0.60~0.80mm |
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粒形 |
楕円形 |
楕円形 |
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色 |
灰色 |
紺色 |
| 湿潤真比重 |
1.00~1.20 |
1.00~1.20 |
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海水をCs=0.1mg/L、pH=6.0になるよう調製し、READ-Cs(Fe)を充填したカラムにSV=10で連続通水した際の処理液中のセシウム濃度推移は次の通りです。
セシウム濃度が0.1mg/Lのケースでは樹脂量に対して約17,000倍程度までは吸着処理できることが確認できます。

- (1) セシウム選択性の高いフェロシアン化物をベースとした吸着剤のため、海水中などでもセシウムを選択的に吸着することができます。
- (2) 吸着剤の内部に細孔が通っているため、効果的に吸着が起こります。
- (3) 担持体であるフェロシアン化物が樹脂中にコーティングされているため、通常の使用では粉体として脱離することはありません。
- (4) フェロシアン化イオンの溶出については、pHを6以下にすることで排水基準以下に抑えることが可能です。
- (5) READ-Cs(Fe)は原料として安価なプルシアンブルーを使用しているため、コバルトや銅などの金属化合物に比べ、安価でご提供できます。


それぞれの吸着剤の基本物性は次の通りです。

製品名 |

READ-Sr1 |
READ-Sr2 |
READ-Sr3 |
| 担持体 |
チタン酸( TiO(OH)2 ) |
| 後処理 |
炭酸処理 |
| 使用ポリマー |
ポリアクリロニトリル |
ポリアクリロニトリル |
エチレンビニル アルコール |
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平均粒径 |
0.60~0.80mm |
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粒形 |
楕円形 |
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色 |
白色 |
| 湿潤真比重 |
1.30以上 |
1.40~1.60 |
1.10以上 |
| TiO2担持量 |
0.27kg/L以上 |
0.41kg/L以上 |
0.23kg/L以上 |
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純水にSr=100、10mg/Lになるよう試薬を添加し、所定のpHに調整した後、READ-Srを充填したカラムにSV=10で連続通水した際の処理液中のストロンチウム濃度推移は次の通りです。
各樹脂のストロンチウム吸着性能はSr3>Sr2>Sr1となっており、また通水液のpHが上昇するとともに吸着性能も向上することが確認できます。

- (1) チタン酸粉末を平均粒径が0.7mm程度の樹脂に担持しているため、閉塞が起こりにくく安定した通水が可能です。
- (2) 通水液のpHが高くなるほど、ストロンチウムの吸着量が増加します。
- (3) ストロンチウム吸着時の阻害成分として、アルカリ土類金属であるカルシウムやマグネシウムが挙げられます。
- (4) READ-Sr3は他のものに比べ単位量当たりの吸着量が大きいことから、焼成による減容化の際に量を減らすことができます。

弊社では放射性セシウム、ストロンチウムの他にアンチモン、ヨウ素の吸着剤による除去も可能です。アンチモン、ヨウ素についても高い吸着性能が確認されており、アンチモンについては販売実績もございます。

READ-Cs(Co)及びREAD-Srは低レベル放射性廃棄物処理施設に、READ-Cs(Fe)については国内原子力発電所への納入実績があります。
その他使用上でご不明な点は、弊社営業部までお問合せ下さい。